直線上に配置

2005年てるてるぼうず 11月
炭窯の屋根たたき

『てるてるぼうず』での稲刈り・脱穀も終わり、新米も味わわせていただきました。
次に、この『てるてるぼうず』でお手伝いさせていただく作業は、炭窯の屋根たたきです。


『てるてるぼうず』の炭窯自体はは去年作っていたので、本当はあったんです。(写真左)
しかし、今年9月の大雨により炭窯上部の崖崩れにより炭窯がつぶれてしまいました。(写真右)

前回潰れた炭窯を教訓に、今回は崖下から離れた場所に新しい炭窯を作ることになりました。


まずは土台作りからです。
周りから土を集め、車で壁用の石を積んできて、それらを順序良くつんでいきます。
周りの土台が出来たら、中に炭用の木を立てかけていきます。
これが行われたのは屋根たたきの3週間前。炭窯を作るのは、非常に大変で、時間の
かかる作業です。


中に木を立てかけたら、今度はその上に屋根用の木を積んでいきます。
最終的にはこの上に土をかけて叩いていくんですが、その為の工夫がここに。
写真を見ても分かるように、同じ方向に木を並べています。これは、上から叩くときに下の木が飛び出ないためだそうです。あと、木の切り口も、叩いたときに飛び出ないために両方下向きに切ってあります。

その後、この木の上に藁をかぶせていきます。


ここからが屋根たたきの本番です。我らが中里先生も、気合十分です。
まず、まわりの崖から土を掘り出し、それを運搬して屋根の部分に土をかけていきます。
これが想像以上にハード且つ手間のかかるな作業で、さらに気も遣うという、大変なものでした。
気を遣うのは土の盛り方で、均一の盛らないと、最終的に厚さの違うところから屋根が落ちると
いう理由からです。
ま、離島研スタッフ二名の方は単純作業ばかりだったので、気は遣わなかったですけど・・・


屋根の部分に土を盛り終わったら、ようやく、屋根を叩く作業に入ります。
写真左の赤丸で囲まれているのが、屋根を叩く道具で、木の柄に小さな丸太をつけたような
形のもです。これをもって、屋根の頂上から同心円状に叩いていきます。
これを、全部で20周分叩くそうです!それだけ叩かないと、土の中にある空気が抜け切れず
、屋根が丈夫に出来ないからだそうです。
実際にこの作業もさせていただきましたが、1周回ってみても結構大変でした。20周って・・・


結局この後雨が降ってきて作業中断。この日は3周で打ち止めになりました。

後で話を聞いてみると、20周というのは数日かけて叩く数であって、1日でするものではないということでした。ゆっくり時間をかけて叩かないと、結局空気が抜け切らないと。
何をするにもちゃんと意味があると、改めて実感しました。




さて、炭窯もあとは中にある木を焼いて、茅葺き屋根の小屋を作れば完成です。
次の離島研スタッフの作業は、茅葺き屋根小屋のお手伝いでしょうか?

その頃には、この炭窯の前で忘年会をするという声もありましたので、12月はそれを
楽しみに待っていようと思います!



直線上に配置